Arnold Brilhart　Ebolin　Carlsbad　4　Serial No：128XXX　アルトサックス用マウスピース　【Vintage】

A.Brilhart（アーノルド・ブリルハート）　エボリン　カールスバッド
　4★　s/n 128XXX　アルトサックス用マウスピース　【ヴィンテージ】

ブリルハート エボリンのアルトサックス用マウスピースです。全体的な特徴からカールスバッド期のエボリンと思われます。使用による擦り傷やティップレールに若干の小傷はありますが演奏には差し支えない程度で、ヴィンテージとしては比較的良好な状態のマウスピースです。

テーブルからサイドレール、ティップレールにかけて製造時のヤスリ目が確認でき、開きの実測値は約 2.00mmとSELMER E相当の開きです。リフェイスの形跡は見受けられませんのでオリジナルフェイシングと思われます。

ブリルハートは開きの狭いものが比較的多いマウスピースですがこちらは４番ということもあり開きも広めで太さのあるブリルハートサウンドが楽しめます。どことなく古臭さの漂う音色と共にメロウで柔らかな奥行を感じるヴィンテージサウンドはブリルハートならではの魅力あるサウンドだと思います。このくらいの開きを持ったブリルハートはなかなか見つかりませんのでご興味のある方やお探しの方は是非お見逃しなく。


■オリジナルフェイシングと思われます
■シリアルNo：128XXX
■ティップオープニング実測値：約 2.00mm(約 0.080インチ)
　＜オープニングサイズ比較表＞

※上記はあくまでも参考の目安ですので相当するマウスピースの
　ティップオープニングとまったく同じという意味ではありませんので予めご了承下さい。

■商品内容：マウスピース　　※リガチャーとキャップは付属していません

【A.Brilhart Tonalin（トナリン）及びEbolin(エボリン)について】
ブリルハートにはコンパウンドプラスチックを採用したホワイトタイプのTonalin（トナリン）やブラックタイプのEbolin（エボリン）、両モデルのStreamlineタイプ、上質なハードラバーを採用したHardRubberモデルなど、他にもいくつかのモデルがありました。EbolinやTonalinは一部例外を除いてGreatNeck製（以後GN製と略す）、Carlsbad(カールスバッド)製などがあり、それぞれ年代によってオープニングナンバーの位置やフォント、刻印が異なります。GN製のものはCarlsbad製よりも古い年代の物で、シャンク部分には【Arnold Brilhart　GREAT NECK,N.Y.】と刻印があります。その他、シリアルナンバーのフォントや桁数も年代によって異なっています。GREAT NECKとはニューヨーク州の地名からきており、現在は非常に入手が難しいマウスピースのひとつとなっています。Carlsbad製になるとシャンク部分に【Arnold Brilhart　GREAT NECK,N.Y.】の刻印が無くなり、基本的にオープニングナンバーはボディ上に刻印されるようになります。Selmer Companyに買収された後のモデルではシリアルナンバーが無い物もあります。アルトのTonalin Streamlineはチャーリー・パーカーが使用していたことで有名で希少なヴィンテージマウスピースとなっています。ちなみに、EbolinにもStreamlineモデルは生産されていました。ブリルハート特有の程よい柔らかさを持ちつつ、オールド感漂うメロウなサウンドは今もなお、多くのジャズプレイヤーに愛用されています。