H.SELMER Super Balanced Action Tenor Sax Serial No:39XXX 【Relacquer】 【Vintage】

H.SELMER Super Balanced Action Tenor Sax Serial No:39XXX 【Relacquer】 【Vintage】

販売価格はお問い合わせください。

 

H.SELMER(フランス・セルマー)
スーパー・バランスド・アクション テナーサックス シリアルNo:39XXX 【リラッカー】 【ヴィンテージ】


■委託品
■リラッカー及びオーバーラッカーフィニッシュ(ネック及びキーを含む管本体の全体に対して施されています)
※地金が見えている部分や一部オリジナルラッカーが残った状態へ薄くクリアラッカーがかかっています

■タンポ反射板:メタルブースター
■調整済み
■付属品:C.C.シャイニーケース テナーサックス用ファイバーケース 【シルバー】 【USED】



【SELMER Super Balanced Action(通称S.B.A)について】
現在でもジャズプレイヤーに絶大な人気を誇るSuper Balanced Action(スーパー・バランス・アクション)はアルトではポール・デスモンド氏、テナーではジョン・コルトレーン氏が愛用していたことでも有名で、その独特のやわらかで艶やかな音色は同じセルマーのMkVIやMkVIIとはまた違った魅力を持っているサックスです。S.B.A.とは通称で実際の正式名称はスーパーアクションですが、1980年代に発表されたスーパーアクション80(いわゆるエイティ[SA80 SeriesI])との混同を避けるためにS.B.A.と呼ばれるのが浸透していったとされています。前の機種であるBalanced Action(以後B.A.と略)は12?13年以上も製造されましたがS.B.A.は1946年前後から1954年頃までの比較的短い期間の生産で希少なモデルです。B.A.の主管キー配列がインラインに対し、S.B.Aからは主管のキー配列にオフセットが採用されました。オフセットが採用されたことにより、自然に左右の手を構えられるようになったことでよりスムーズなフィンガリングが可能となり操作性も向上しました。S.B.Aの前期の彫刻は豪華で美しい彫刻の物が多く、Low B、B♭のキーガードはセパレートタイプとなっています。S.B.Aの後期になってくるとMkVIの前期と同じような彫刻になり、低音キーのキーガードもセパレートタイプではなく、MkVIと同じような一体型のタイプになっています。ちなみに、一般的にアメセル(アメリカンセルマー)と呼ばれるモデルは一部の例外を除きこのS.B.Aから始まったと言われています。

S.B.AにもMkVI同様にフランスセルマー(フラセル)とアメリカンセルマー(アメセル)があり、それぞれに違いを持っています。ジャズマーケットを意識して生産されたアメセルはクラシックマーケットを意識して生産されたフラセルと比べるとラッカー塗装が薄く、その分管体の振動効率を損なわないため音の抜け、鳴りがよくなっています。また、アメセルは楽器を組み上げてタンポもつけた状態でラッカー塗装をしたため、オリジナルタンポにはラッカーがかかっているのも特徴のひとつです。ほかにもフラセルとアメセルとでは彫刻模様や細かな仕様など様々な違いがあります。



下記は別アングルの商品写真です。



















H.SELMER Super Balanced Action Tenor Sax Serial No:39XXX 【Relacquer】 【Vintage】

販売価格はお問い合わせください。