【スタッフのコメント】 アーリーバビットのヴィンテージリンクをベースにしていこともあり、三日月型のバッフルが先端付近にあり、そこからは深くなだらかな傾斜があり、ラウンドラージチェンバーへ繋がっています。同じようにヴィンテージリンクをコンセプトにしたSon of Slant Modelと比べると、バーガンジーモデルが先端部分にクレセントバッフルがあるものの、サイドウォールを含め彫り込みや容積がやや大きい分、音色としてはバーガンジーの方が柔らかい音色が強いように思います。また、VRSOSJT同様にローバッフル系としてはフラジオが出しやすいように思います。たっぷりと息を使ってサブトーンを効かせると密度のある音で図太く柔らかなジャズサウンドが楽しめます。ファットで柔らかな音色ですが音がぼやけたりモコモコすることもなく、適度な音の輪郭があります。ファットで柔らかな音色を求めるならバーガンジー EBモデル、少し元気で若さのあるリンク系サウンドを求めるならSon of Slant Model、少しフォーカスしたサウンドが欲しいなら同じJerry BergonziのSlantモデルといった印象のように感じました。力強くも柔らかさのあるリンク系サウンドをお探しの方にお薦めのマウスピースです。
■シリーズ:Master Series ■モデル:JBMS EB[Jerry Bergonzi(ジェリー・ベルゴンツィモデル) EB Masters Series] ■シャンクリング:メタルリング ■商品内容:マウスピース、Drake製リガチャー、プラスチックキャップ、外箱