Conn　6M Naked Lady　Alto Sax　Serial No：320XXX　【Vintage】

Conn（コーン）
6M　ネイキッド・レディ　アルトサックス　シリアルNo：320XXX　【ヴィンテージ】

Conn 6Mのヴィンテージアルトサックスです。シリアルから1947年〜1948年頃のものと思われます。使用による擦り傷やネック部分を含めラッカーの剥がれは多少ありますが、目立った修理跡やダメージなどもなくこの年代のヴィンテージとしては全体的に良好な状態のサックスです。ネックのマイクロチューニングデバイスも問題なくスムーズに動き、指貝の摩耗も少ないです。オリジナルラッカーも深みのある風合いでヴィンテージの雰囲気を醸し出しています。ベル彫刻もレディフェイスが刻印された美しい仕上がりです。

あまり使われていなかったようでまだまだこれから吹き込んでいける個体ですのでじっくりと楽しんでいきたい方にお薦めです。Connならではの柔らかく落ち着きのある太さを持ったヴィンテージサウンドが楽しめます。タンポはリベットパッド仕様にしており、メタルブースターよりもより柔らかな音色を楽しんでいただけます。

操作性などは現代のサックスと比べればある程度の慣れが必要になってくるサックスではありますが、現行サックスでは味わえないConnならではの古き良き時代の深みのあるアメリカンサウンドは素晴らしいものがあります。このように状態の良いヴィンテージは以前よりもさらに入手が困難になってきていますのでお探しの方は良い物があるうちに是非どうぞ。



■オリジナルラッカー
■ネック：マイクロチューニングデバイス機構採用
■彫刻：Naked Lady(Lady Face)
■ロールド・トーンホール
■全タンポ交換済み
■タンポ：リベットパッド仕様
■調整済み
■付属品：PROTEC PB-304CTXL アルトサックス用ファイバーケース　【ブラック】　【新品】

【Conn　6M(コーン　ロクエム)について】
Connサックスはチャーリー・パーカー氏も使用していたことで有名で、6MはConnを代表するモデルでセルマーのS.B.AやMkVIが登場するまでジャズプレイヤー達に主流のサックスとして使われていました。アメリカのサックスらしいストレートで芯の太いサウンドが特徴です。低音キーの位置が現代の一般的なサックスと違い反対側に付いているのも特徴のひとつです。Conn 6Mのアルトのネックにはマイクロチューニングデバイスと呼ばれる機構が取り付けられている物があります。通常チューニングはネックのコルク部分でマウスピースの抜き差しを行いチューニングをしますが、マイクロチューニングデバイスの機構が取り付けられたネックにはコルク付近にスクリューがあります。そのスクリュー部分を回転させることでネック自体の長さを調整しチューニングすることができます。
ベル部分には上半身だけの女性の彫刻が施されており、通称【Naked Lady(ネイキッド・レディ)】または【Lady Face(レディ・フェイス)】とも呼ばれています。

また、1940年代前期に生産された6Mの中には【VIII】の刻印がシリアル付近とネックに刻まれている物があります。この【VIII】の刻印があるタイプは6Mの中でもクオリティの高い機種として6Mの中で最も人気があるサックスになっています。