H.SELMER Mark VI Tenor Sax Serial No:235XXX 【Vintage】
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H.SELMER(フランス・セルマー) マークシックス テナーサックス シリアルNo:235XXX 【ヴィンテージ】 フラセル Mk6のヴィンテージテナーサックスです。シリアルナンバーから1975年〜1976頃のものと思われMkVIとしては最後期でMkVIIとの移行時期に生産された年代です。ネックに若干のプルダウン修理跡が見受けられますが綺麗に修理されています。High Fキーの双柱部分にヘコミ修理跡があり、その周辺はラッカー焼けが見られますが、その他は目立ったダメージもなくオリジナルラッカーも十分に残っており比較的良好な状態のサックスです。
あまり使われていなかったようでこれからじっくりと吹き込んで育てていける個体です。フラセルらしいタイトで密度のあるヴィンテージサウンドが楽しめます。ヴィンテージテナーサックスはセルマーに限らずどのブランドも入手が難しくなってきていますのでお探しの方は是非この機会にご検討ください。
■オリジナルラッカー ■フラセル彫刻有り ■全タンポ交換済み ■反射板:プラスチックブースター ■調整済み ■付属品:PROTEC BM305CT テナーサックス用セミハードケース 【新品】
【SELMER MarkVIについて】 今もなお世界中のジャズプレイヤーが愛用し続けているセルマーの名器とも言えるマーク6。MkVI は1954年頃から1973年頃までの約20年あまり生産されたサックスで、シリアルは5万番代後半から24万番代前半までとなっております。Mk6は反応・操作性の良いオクターブメカニズム、連動式テーブルキーの採用や、S.B.A(スーパーバランスアクション)から採用されたキーのオフセット配列をよりフィンガリングの操作性を向上するために角度を変更するなど、様々な改良を加えられました。現代のサックスの模範とも言えるMkVIの誕生によってセルマーはサックスマーケットでの地位を確立したと言っても過言ではありません。 Mk6にはフランスセルマー(フラセル)とアメリカンセルマー(アメセル)があり、それぞれに違いを持っています。ジャズマーケットを意識して生産されたアメセルはクラシックマーケットを意識して生産されたフラセルと比べるとラッカー塗装が薄く、その分管体の振動効率を損なわないため音の抜け、鳴りがよくなっています。また、アメセルは楽器を組み上げてタンポもつけた状態でラッカー塗装をしたため、オリジナルタンポにはラッカーがかかっているのも特徴のひとつです。ほかにもフラセルとアメセルとでは彫刻模様や調整など様々な違いがあります。
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