OttoLink ToneMaster テナーサックス用メタルマウスピース 5 【BP 105】 【Vintage】
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Otto Link(オット・リンク) トーン・マスター テナーサックス用メタルマウスピース 5番 BP.105 【ヴィンテージ】 非常に希少なオットリンク トーンマスターのヴィンテージテナーマウスピースです。使用による擦り傷やある程度の範囲でメッキは剥がれていますが目立ったダメージなどはなく、この年代のヴィンテージマウピースとしては比較的良好な状態です。
こちらはアメリカで有名なリフェイサーのブライアン・パウエル氏がリフェイスしており、テーブル上に刻印されたオープニングナンバーは5ですが、実測値は約 2.65mmとオットリンクで言えば7★相当の開きに仕上げられています。マウスピースの側面にはうっすらとTK82と刻印があり、元々はTed Klum氏がリフェイスしていたものを再度Brian Powell氏によってリフェイスされた個体となっています。
Ted Klum氏のリフェイスと言えば極細ティップレールによってリードの合わせがシビアな反面レスポンスと鳴りに優れているのが特徴ですが、それに対してBrian Powell氏のリフェイスは万人向けの適度な幅を持ったティップレールが特徴で、こちらのマウスピースも同様にバランスの良い仕上がりになっています。
チェンバーだけでなくサイドウォールも大きく彫り込まれたToneMasterは柔らかでファットな落ち着きを持ったヴィンテージサウンドを楽しむことが出来ます。図太い音色が豊かに広がりつつもその音には奥行きがあり、ブレスノイズをたっぷりと含んだサブトーンは何とも言えない雰囲気を持ったジャズサウンドです。
SuperToneMasterよりも柔らかくダークな音色が特徴ではありますがバッフルの先端に僅かにステップがあり柔らかさ一辺倒ではなく音に多少のパンチを効かせることもできます。リフェイスによってティップ先端の縦の厚みはやや薄めになっていますので従来よりかは少しパリっとした音色に感じますが、息の通りもスムーズで開きも7★相当と実用的なオープニングサイズになっていますので扱いやすいマウスピースです。
ToneMasterは年代的にもかなり古いヴィンテージですので今や市場でもほとんど見かけなくなってきていますので大変希少です。リフェイスはされていますが一流のリフェイサーによる仕上げですので安心してお使いいただくことができます。ジャズの巨人たちも愛したヴィンテージサウンドがここにあります。是非そのサウンドを存分にご堪能ください。お探しの方はお見逃しなく!
■リフェイス品 ■リフェイサー:Brian Powell氏 マウスピースの側面にイニシャルのBPサインがあります ■シリアルNo:LXX ■ティップオープニング実測値:約 2.65mm(約 .105インチ) <オープニングサイズ比較表> 本製品 | OttoLink | Dukoff | Larsen | 上記数値をもとに比較 | 7★ | D7 | 105 |
※上記はあくまでも参考の目安ですので相当するマウスピースの ティップオープニングとまったく同じという意味ではありませんので予めご了承下さい。 ■商品内容:マウスピース ※リガチャーとキャップは付属していません
【Vintage Otto Link Tone Masterについて】 ToneMasterはジョン・コルトレーン氏などが愛用したことで有名で、SuperToneMasterよりもさらにダークでまさに枯れたサウンドが特徴のモデルです。OttoLink特有のボディ上の突起もこのモデルから出来ました。ToneMasterはNewYorkの工場で生産されていたマウスピースということもあり、シャンク部分にはモデル名と【OTTO LINK Co., NEW YORK , N.Y.】と刻印があります。シリアルナンバーはマウスピースの側面に刻印されており、オープニングナンバーはテーブル上に刻印されています。ToneMasterならではのヴィンテージサウンドは今なお多くのジャズプレイヤーを魅了し続けています。
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