Otto Link ToneEdge Slant Signature Florida No U.S.A. バリトンサックス用マウスピース 【6】 【BP 115】 【Vintage】
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Otto Link(オット・リンク) トーン・エッジ スラントシグネイチャー フロリダ NoUSA バリトンサックス用マウスピース 【6】 【BP .115】 【ヴィンテージ】 OttoLink ToneEdge Slantのヴィンテージバリトンサックス用ラバーマウスピースです。こちらはシャンク部分にU.S.A.の打刻がないNo U.S.A.のスラントでFlorida後期よりもさらに古い年代の個体です。使用による擦り傷やラバー特有の変色はありますが比較的良好な状態のマウスピースです。
こちらはアメリカで有名なリフェイサーのブライアン・パウエル氏がリフェイスしており、マウスピース側面に刻印されたオープニングナンバーは6ですが、実測値は約 2.90mmとオットリンクで言えば7★相当の開きに仕上げられています。リフェイスの仕上げも素晴らしく、ティップレールやサイドレールのバランスも良いです。
Florida後期のSlantよりもサイドウォールの掘り込みも深めでチェンバーに向かって大きめに彫り込まれています。基本的には柔らかくファットさのある音色ですがノーバッフルというわけではなく、バッフルの先端部分にはややステップがありますので適度に音の輪郭を持っています。バリトンならではの野太いサウンドが広がりを持って響き渡り、それでいて音に奥行感があります。リフェイスによってバランス良く仕上がっていますので音の繋がりも良くスムーズに鳴らすことができます。
ヴィンテージリンクならではのファットで柔らかく、音に落ち着きを持った図太さのあるジャズサウンドが楽しめるマウスピースです。ヴィンテージのスラント自体が非常に入手が困難になっていますがその中でもバリトンのスラントは生産本数も少ないため探してもなかなか見つけることが難しいマウスピースのひとつです。お探しの方やご興味のある方は良い物があるうちに是非ご検討いただけばと思います。
■リフェイス品 ■リフェイサー:Brian Powell氏 マウスピースの側面にイニシャルのBPサインがあります ■ティップオープニング実測値:約 2.90mm(約 .115インチ) <オープニングサイズ比較表> 本製品 | OttoLink | Dukoff | Berg Larsen | 上記数値をもとに比較 | 7★ | D7 | 115 |
※上記はあくまでも参考の目安ですので相当するマウスピースの ティップオープニングとまったく同じという意味ではありませんので予めご了承下さい。 ■商品内容:マウスピース ※リガチャーとキャップは付属していません
【Vintage Otto Link ToneEdge Slant Signatureについてについて】 Slant Signature(スラント・シグネイチャー)はモデル名というよりかは通称として使われており、ある年代のハードラバーモデルの一部が一般的にスラントと呼ばれています。SlantSignatureの由来はOtto LinkのメーカーロゴがSlant(傾斜)でSignature(署名)されていることからそう呼ばれるようになったとされています。OttoLinkの中でSlantと呼ばれるモデルのひとつなる「Tone Edge」には年代や楽器のタイプによってサインの位置やシャンクの長さ、チェンバーの大きさなどに違いがありました。テナーのToneEdge Slantはスタン・ゲッツ氏などが愛用していたことでも有名でラージチェンバー、ローバッフルから得られるリンク独特のヴィンテージサウンドは今でも多くのジャズプレイヤーに愛用されています。希少価値が高く、そのサウンドの素晴らしさからも非常に人気が高いモデルで極めて入手が困難なヴィンテージマウスピースのひとつとなっています。
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