A.SELMER Mark VI Soprano Sax Serial No:97XXX 【Vintage】

A.SELMER Mark VI Soprano Sax Serial No:97XXX 【Vintage】

販売価格(税別): 3,000,000円

(税込: 3,300,000円)

 

A.SELMER(アメリカン・セルマー)
マークシックス ソプラノサックス シリアルNo:97XXX 【ヴィンテージ】

アメセル MarkVIのビンテージソプラノサックスです。しかもシリアルは9万番台ということで大変希少なファイブデジット(5桁)の個体です。シリアルから1962年〜1963年頃のものと思われます。指貝の摩耗も少なく、使用によるスリ傷や多少のラッカー剥がれはあるものの、ネック折れやベル折れなどの修理歴や目立ったダメージもなく、この年代のヴィンテージサックスとしては驚くほど状態の良いマークVIです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますがMarkVIのソプラノサックスはアルトやテナーとは異なり、市場に出回っているほとんどがフラセルのMark6でアメセルMark6のソプラノサックスは生産本数が極端に少なく、ビンテージサックスの中でもトップクラスに希少な品になります。

ご覧のとおりラッカーの色合いもアメセルらしい深みのある独特の風合いをしており、ベル彫刻も細部まで美しい仕上がりです。また、フラセルのMarkVIソプラノはほとんどがHigh F#キー付きに対してアメセルは基本的にHigh F#キーが無く、こちらのサックスも同様にHigh F#キーはありません。

そのサウンドは素晴らしいの一言で、音がこもることもなくアメセルらしい柔らかさと艶やかな音色を兼ね備えた素晴らしいソプラノサウンドを楽しむことができます。現代のソプラノをお使いの方がこのMarkVIを持つと重量の軽さに驚くと思いますが、管体が軽いからといって音が浅いといったことはなく、しっかりと音に深みがあり奥行きのある柔らかで丸みを持った音色を持っています。そして、音がまとまり過ぎることなく音の深みと音の軽やかさが絶妙なバランスを持って豊かに響きます。個体としてはあまり使われていなかったサックスのようでこれから吹き込んで行くことで音がより抜けてくると思いますので、じっくりと楽しんでいけるサックスです。

アメセルのソプラノと言えばケニー・G氏も有名ですが、9万番台と言えばやはりジャズの巨人ジョン・コルトレーン氏ではないでしょうか。一概には言えませんがMark6は年代によって音色の傾向がそれぞれあり、経験上その年代ごとの雰囲気・音色を持っているものが多いように感じています。こちらは彼が使っていたMarkVIと同年代の個体ということもあり、My Favorite Thingsのような独特の世界観・音色を楽しむのにも最高の1本になると思います。

元々の生産数が非常に少ないアメセルのソプラノ自体が入手困難であり、人気の9万番台でここまで状態の良い個体はそう簡単に手に入れられるヴィンテージではありません。当店でも長年探し続けてようやく1本手に入るかどうかの入手難易度ですのでお探しの方は良い物があるうちに是非ご検討いただければと思います。これから共に永く歩んでいける一生物になること間違いなしの素晴らしいサックスです。歴史を感じる最高峰の逸品を是非お楽しみください。弊社会長も自信を持ってお薦めする至高のソプラノサックスです。


■オリジナルラッカー
■High F#キー無し
■アメセル彫刻有り
■反射板:プラスチックブースター
■全タンポ交換済み
■調整済み
■付属品:BAM STAGE ソプラノサックス用ケース 【STAGE3020IG】 【新品】、SELMER ソプラノサックス用ヴィンテージハードケース



【SELMER MarkVIについて】
今もなお世界中のジャズプレイヤーが愛用し続けているセルマーの名器とも言えるマーク6。MkVI は1954年頃から1973年頃までの約20年あまり生産されたサックスで、シリアルは5万番代後半から24万番代前半までとなっております。Mk6は反応・操作性の良いオクターブメカニズム、連動式テーブルキーの採用や、S.B.A(スーパーバランスアクション)から採用されたキーのオフセット配列をよりフィンガリングの操作性を向上するために角度を変更するなど、様々な改良を加えられました。現代のサックスの模範とも言えるMkVIの誕生によってセルマーはサックスマーケットでの地位を確立したと言っても過言ではありません。

Mk6にはフランスセルマー(フラセル)とアメリカンセルマー(アメセル)があり、それぞれに違いを持っています。ジャズマーケットを意識して生産されたアメセルはクラシックマーケットを意識して生産されたフラセルと比べるとラッカー塗装が薄く、その分管体の振動効率を損なわないため音の抜け、鳴りがよくなっています。また、アメセルは楽器を組み上げてタンポもつけた状態でラッカー塗装をしたため、オリジナルタンポにはラッカーがかかっているのも特徴のひとつです。ほかにもフラセルとアメセルとでは彫刻模様や調整など様々な違いがあります。


その他商品詳細

  • 付属ケース
  • 付属ケース
A.SELMER Mark VI Soprano Sax Serial No:97XXX 【Vintage】

販売価格(税別): 3,000,000円

(税込: 3,300,000円)